ライセンス収入を得ることができる
商標登録で権利を得た商標というのは自社が独占的にビジネスで使用するということも可能なのですが、他社にライセンスを与えるというビジネスも成り立ちます。他社に商標を使わせる代わりとしてライセンス収入を得るということです。ここでライセンス収入を得るための注意点について解説いたします。
ライセンス収入はブランドの価値によって変わってくる
自社の商標を他社にライセンスとして使用させる場合には、どのくらいの収入を得るのかということについて考えなければいけないです。どのくらいの収入になるのかというのはブランドの価値によって変わってきますが、少しでも有利な条件に持って行くためには専門家の助言が欠かせないです。別の言い方をすると、ライセンス契約においての交渉力や戦略が必要不可欠です。
収入の形としては期間を区切った形での固定額や売り上げの何％という比例額などが考えられますが、そこのところはケースバイケースです。ビジネスの状況によってライセンス料率やその額が変わってきます。
貸し出した企業を管理する必要がある
強力な商標があるのならばライセンスビジネスを行ってもいいかもしれませんが、一般の企業がライセンスビジネスをするのは非常に面倒です。確かに収入を得ることはできますが、貸し出した第三者の企業をきちんと管理をしていかないとブランドイメージが傷つきます。
ライセンスビジネスは安易に乗りださないほうがいい
商標登録したわけですからどこかの企業に商標を貸し出したいなあと思っていても、商標にブランド価値が無いとライセンスビジネスはできません。ライセンスビジネスはそのための収入を得ることができても、しっかりと管理をしないと商標がキズが付くことにもなりかねないです。